シャドーイングでリスニング力が本当に上がるのか気になりませんか。
シャドーイングはリスニング力アップに絶大な効果を発揮する方法ですが、やり方を間違えるとリスニング力への効果は小さくなります。
リスニング力があまり向上しなかった人の多くは3つの勘違いをしており、7つのステップにしてがって正しくシャドーイングをするとリスニング力に素晴らしい効果を発揮します。
この記事ではシャドーイングをするときの3つの注意点、正しいシャドーイングのやり方、シャドーイングに役立つアプリなどについて詳しく説明しています。
シャドーイングでリスニング力を鍛えたい方は、是非参考にしてください。
シャドーイングはリスニング力アップに効果あり
シャドーイングはあなたのリスニング力に劇的な変化をもたらすことのできる練習方法です。
シャドーイングは英語を聞き取り、その0.5~1秒遅れて追いかけながら発話していきます。
耳だけが頼りなので、英語の音を聞き取るリスニング力がどんどん向上します。
正しく聞き取れないと、口から英語を発することができません。
1回や2回のシャドーイングでは変化はわかりませんが、根気よく繰り返すことで驚くほどリスニング力は向上します。
シャドーイングがリスニング力向上に効果のある理由
英語に耳を傾けるだけでもリスニング力には効果があるのですが、シャドーイングでは次の2つのことがリスニング力向上に影響しています。
- 発音の改善
- 英語を英語の語順で理解できる
シャドーイングは単に耳を使うだけでなく、発音を改善していく、英語の語順で意味をとらえていく、といった地道な作業の積み重ねがリスニング力の向上に好影響を与えます。
発音の改善
シャドーイングでは自分の発音を教材の音声を聞きながら、教材の発音そっくりに修正していきます。
なぜなら、自分が口に出せない音は、必死に聞いても上手く聞き取れないからです。
リスニング力向上のために発音の修正をしていきますので、あなたの発音は劇的にネイティブの発音に近づきます。
英語を英語の語順で理解できる
シャドーイングは聞こえた英語をそのまま発話する作業を繰り返しますが、意味を考えながら練習します。
意味が捉えられないと抑揚やイントネーションなどを上手くまねることができず、お経のようになってしまいます。
意味をとらえるといっても、シャドーイングしながらいちいち日本語に翻訳したりはしません。
なのでシャドーイングを継続すると、英語を英語のまま理解できるようになってきます。
その他のシャドーイングのメリットや効果についてはこちらのサイトでも詳しく解説されていますので、よろしければ参考にしてください。
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【見ながらOK?】 間違ったシャドーイングのやり方は逆効果!字幕を見ないでやるべき?
この3つの勘違いでシャドーイングの効果は激減
スピーキング力向上に効果があるなら、手っ取り早くシャドーイングを始めよう。
多くの人がこう考えるのですが、次の3点を勘違いしているケースが多いです。
- 簡単に効果が得られる
- 教材は何でも大丈夫
- シャドーイングはオーバーラッピングみたいなもの
上の3点を間違えていると、どれだけシャドーイングに取り組んでも残念な結果しかありません。
シャドーイングは簡単に効果が得られるわけではない
先にも述べましたが、シャドーイングは音声教材の音源と同じ音で完全にものまねしていくことで効果が得られます。
徹底的に発音を矯正し、音のつながり、イントネーションまでしっかりとまねをしながら練習します。
練習は意味を捉えながら進めるので、なかなかハードです。
こういうハードルを乗り越えて、初めてリスニング力を劇的にアップする効果が得られます。
シャドーイングの教材選びは非常に重要
シャドーイングはリスにイング力を鍛える方法なので、全て聞き取りができるものは教材として簡単すぎます。
大体80%くらいが聞き取れるものが適切です。
長さは1分〜2分程度。
この教材選びを間違えると、リスニングを鍛えるトレーニングにならなかったり、嫌になってやめてしまう原因になります。
シャドーイングとオーバーラッピングは全く別物
シャドーイングとよく似た練習方法にオーバーラッピングがありますが、両者は全く別物です。
オーバーラッピングはスクリプトを見ながら、音声に重ねて発話練習します。スクリプトを見ているので、リスニングに対する効果は余り大きくありません。
オーバーラッピングはシャドーイングを始める前の下準備としては最適です。
オーバーラッピングの後にシャドーイングをするのが、効率の良いrトレーニングとなります。
シャドーイングとオーバーラッピングの違いについては、こちらの記事を参考にしてください。
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オーバーラッピングとシャドーイング、リスニングに効果ありはどっち?間違いなくこちら!
リスニング力に効果が上がるシャドーイングのやり方7ステップ
シャドーイングは正しく進めないと効果が得られない可能性があることはご理解いただけたと思います。
先にも述べましたが、オーバーラッピングをやった後にシャドーイングに進むと効果が高まります。
オーバーラッピングの進め方
オーバーラッピングは次の手順で進めます。
- あなたのレベルにあった音声教材を選ぶ
- スクリプトにスラッシュを入れて、意味の塊ごとに分ける
- 意味の塊を意識しながら1文ずつ音読する
- オーバーラッピングする
オーバーラッピングを始めるまでの準備で結構時間をとられます。
準備をしっかりしておかないと、オーバーラッピングもそうですが次のシャドーイングで十分な効果につながりません。
準備の中で一番大切なのが、あなたのレベルにあった教材選びです。
音声を聞いて大体8割くらいが理解できるものを選んでください。
シャドーイングの進め方
シャドーイングは下の手順で進めます。
- まずは音だけに集中してシャドーイングする
- 内容をイメージしながらシャドーイングする
- 音声を録音、チェック、修正を繰り返す
オーバーラッピングの段階で下準備は終わっていますので、後はひたすらシャドーイングをします。
初めは音を聞き逃さないために音にだけ集中してシャドーイングし、慣れてきたら意味の塊を意識しながらシャドーイングします。
意味の塊を意識することで、リスニング力だけでなく英語を英語の語順で理解する力が養われます。
最後にあなたの音声を録音して、教材との違いをひたすら修正し、完璧にものまねできるまで繰り返します。
シャドーイングの面倒な手順はアプリにおまかせ
ここまで読まれて、いくらリスニングに効果があってもこれはできない、と思われたかもしれません。
この面倒な手順はアプリに任せて、あなたはシャドーイングに集中してはいかがですか。
シャドーイング専門のアプリ「シャドテン」を使うと、これらの面倒な手順を全てこなしてくれます。
録音した音声はプロのコーチによる添削がうけられ、何をどう改善すればいいかの指導が受けられます。
料金は少し高くて、月額21,780円(税込)です。
シャドテンは7日間の無料体験ができますので、こちらの公式サイトをご確認ください。
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シャドテンよりも機能は劣りますが、シャドテンの代わりになるアプリもありますので、こちらの記事を参考にしてください。
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シャドーイングおすすめアプリ5選を徹底比較!無料アプリもあり!
シャドーイングのリスニング力への効果についてのまとめ
リスニング力を鍛えるのに効果の高いトレーニングは間違いなくシャドーイングです。
シャドーイングの効果はリスニング以外にも、英語を英語の語順で理解する英語脳を作るのにも役立ちます。
シャドーイングは、教材選びから始まり、オーバーラッピング、シャドーイング、発音の修正と多くの手順が必要です。
その分、間違いなくリスニング力には効果があるのですが、面倒な方はアプリの利用をお勧めします。
シャドーイングに取り組んで、ネイティブの会話が聞き取れるリスニング力を手にいてください。
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